蛇口トラブルは修理より交換がお得になる場合があります

製品には使用期間に限度があります

新築住宅に住み始めて10年を過ぎる頃から家電製品や給排水設備トラブルが多くなってきます。

20年を超えるようになると、立て続けにトラブルが発生し、古すぎて修理ができないといわれた製品の買い替えで家計を圧迫する月も出てきます。

家電製品は修理や買い替え機会も多く、使用年数を感覚的に把握している方も多いと思います。

一般的にテレビやエアコンなどの家電製品の使用年数は、どのくらいかご存知でしょうか?

総務省調査の中に、以下の様なデータがあります。

特定家庭用機器(法定4品目)の使用年数(18年度)
エアコン 14.08年(13年度比 0.10年増)
テレビ 13.01年( 同 0.46年増)
冷蔵庫・冷凍庫 14.96年( 同 1.57年増)
洗濯機 11.86年( 同 0.60年増)

出典:総務省ホームページ (https://www.soumu.go.jp/main_content/000250665.pdf)

徐々に、買い替えを控える傾向があるものの、使用期間は約10年+αです。

水栓部品には目安としての耐用年数があります

水栓部品の耐用年数は、日本バルブ工業会が公表している水栓の維持管理についての資料中に記載されていて、耐用年数の目安が10年とされています。

また、耐用年数を超えた製品の消耗部品は、必ずしも入手できるとは限らないとなっています。

出典:日本バルブ工業会(https://j-valve.or.jp/pdf/suisen/suisen_maintenance/ijikanri_rev2.pdf)

蛇口修理と蛇口交換の比較

蛇口の壊れている個所がはっきりしており、そのほかの部分に問題がない場合は、当然、ピンポイントでの修理や部品交換をした方が修理費用も安くなります。

しかし、耐用年数の目安期間10年を越えて使用している蛇口では、蛇口先端からのポタポタ水漏れや取り付け部分からの水のにじみだし、ハンドルのぐらつきなど複数のトラブルを抱えているケースが多くあります。

そのため、ひとつのトラブルを修理しても、次々にトラブルが続くこともあり注意が必要です。

これに対して、蛇口交換の場合は、製品本体の価格は高くなりますが、最新の製品ではなくとも、現在ご使用中と同等の製品が安く入手可能であれば、交換したほうが安心して快適にご使用になることができます。

修理とするか交換にするかは、ご家庭の家計状況やその時点で入手可能な製品価格により判断が異なると思います。

しかし、蛇口トラブル対応をご依頼する場合は、水栓製品にも耐用年数があり、いつまでも快適に使えるわけではないということを念頭において対応を申し込みになられた方が、結果的に割安となる選択ができます。

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