洗面化粧台(洗面ドレッシング)キャビネット内の水漏れ
ハンドシャワー付き洗面化粧台キャビネット内に水漏れする原因と対処
ハンドシャワー付き洗面化粧台で洗髪をしている際に洗面ボール下のキャビネットの底が水浸しになってあわてた経験を持つ方は、少なからずいらっしゃると思います。
キャビネットの中は、シャンプーや石鹸の補充品、かみそり、ヘアワックスなどが詰め込まれていることが多く、中が暗いためどこから水が漏れているのか調べるのに結構大変な思いをしてしまいます。
一番多い原因はシャワーホースからの水漏れ
ハンドシャワーの水はすべて洗面ボールの排水口から排水トラップを通って排水されると考えがちですが、シャワーホースから漏れた水には別のルートがあります。
ハンドシャワーを長く伸ばして洗髪するのが習慣になっていると、シャワーホースやヘッドに無理な力がかかります。
そのためシャワーホースに亀裂が入ったりシャワーホースとシャワーヘッドの接続部分が緩んだりして漏れた水がシャワーホースを伝わって洗面台の収納部へ流れて行ってしまうのです。
ご存知ですか水受けタンク
シャワーホースを伝わってきた水をそのままにしておくと、シャワーホースを伝わってきた水は、シャワーホースと接続している給水管を伝わって流れ落ちていくことになります。
これを、防ぐために、洗面台キャビネットの奥には、水受けタンクという一時的に水をためるタンクが取り付けられています。
このタンクに溜まった水は、だいたい月に1回程度の間隔で定期的に捨てることになっていますが、水受けタンクの存在を知らない方やハンドシャワーから漏れる水が多い場合は、タンクが満水となってしまいタンクから水があふれ出てしまうようになります。
このあふれ出た水が洗面ドレッシングのキャビネットの床を濡らしてしまいます。
水受けタンクの存在を知らなかった方は、キャビネットに詰め込んでいた荷物を減らし水受けタンクを取り出しやすいようにして月に1回程度の間隔で水受けタンクに溜まった水を捨てるようにしましょう。
水受けタンクにすぐに水が溜まってしまう場合は要注意
水受けタンクの排水は、月に1回程度で問題はありませんが、水受けタンクがすぐに満水になってしまい水があふれてしまい月に1回間隔の排水では追い付かない場合があります。
こんな時は、シャワーホースとシャワーヘッドの接続部が緩んでいたり、ゴムパッキンが劣化している可能性がありますので、水漏れが無いか確認しておきましょう。
水漏れがする場合はシャワーヘッドかゴムパッキンを交換する
シャワーヘッドの一般的にな交換手順は、以下の通りになります。
シャワーホースを抑えてヘッド部分を反時計回りに回すと簡単に外れます。
新しいシャワーヘッドをシャワーホース側の金具に時計方向に回しながら取り付ける。
シャワーヘッドとシャワーホースの金具のねじが合わない場合は、シャワーヘッドにネジの間隔が異なる変換アダプタ―がついていますので、シャワーホースに適合するタイプを使用します。
ゴムパッキン交換で対処する場合は、OリングやUパッキン、Vパッキンなどメーカーや使用箇所で多くの種類がありますので、事前にシャワーヘッドを取り外して実物を持参して買い物に行くことをお勧めします。
シャワーヘッドとホースの接合部から水漏れしていない場合
シャワーホースの途中に裂け目が入ったり破れたりして水漏れしている場合があります。また、蛇口の連結管との接続部から水漏れしたり、外れている場合もあります。
蛇口連結管とシャワーホースとの接続部の交換に関しては、作業がキャビネット内の狭い場所である上に部品(※)によっては脱着に専用器具が必要な場合がありますので、事前に自分でできるかどうか確認の上作業しましょう。
※ワンタッチジョイントの場合は、作業は簡単にできますがナットを締めて接続するタイプは難しくなります。
DIYで部品交換が難しいと感じる皆様へ
シャワーホースの交換に自信がない場合、受付センターまでお気軽にご相談ください。交換作業だけでも対応しています。
詳細は、混合栓(蛇口)の交換だけ(部品はお客様で用意)をお願いできますか?をご確認ください。
なお、シャワーホースの場合の施工料金は、受付センターまでお気軽にお問合せ下さい。