単水栓と混合水栓と部品価格
単水栓と混合水栓
水栓の種類には大きく分けて、単水栓と混合栓があります。
単水栓とは、給水管または給湯管のみに接続されている水栓で、水またはお湯のみを吐出する水栓のことをいいます。
これに対して、混合水栓は、給水管と給湯管が接続されておりハンドルの開放具合(2ハンドル水栓)やカートリッジ(シングルレバー水栓)、バルブ(サーモスタット水栓)により、水栓内部で給水量や給湯量を調整することで適温のお湯を吐出する水栓のことをいいます。
基本的な部品は、ホームセンターなどで購入できますのでご本人での修理も不可能ではありません。
単水栓の水漏れトラブル
単水栓は、ハンドルやレバーを締めることによりコマ・パッキンを弁座に押しつけ流量調整を行います。
このパッキンが劣化したり弁座が変形してくると、流量調整がうまく行われず吐水口からのポタポタ水漏れが生じます。
またハンドルタイプの場合、根元部分の三角パッキンが劣化してくるとハンドルの根元からの水漏れにつながります。
コマ・パッキン、三角パッキンとも部品として購入できますので、DIYで交換も可能です。
単水栓部品価格
部品 | おおよその価格(税抜き) | 部品 | おおよその価格(税抜き) |
三角パッキン | 100円 | 横水栓本体 | 2000円 |
スピンドル | 400円 | 回転式横水栓本体 | 3000円 |
コマパッキン | 100円 | ハンドル | 500円 |
混合水栓の水漏れトラブル
2ハンドル混合水栓は、湯量調整に関しては、単水栓と同じ原因になります。シングルレバー水栓では、カートリッジが吐水量を調整する機能を持っています。
水栓取り付け箇所からの水の湧き出しを除き吐水口や本体からの水漏れはカートリッジの劣化によるものがほとんどです。
また、カートリッジは、レバー操作によって水とお湯の流量調整も行っています。今まで使っていたレバーの位置で給湯温度が下がったりする場合は、カートリッジ不良の可能性もあります。
混合水栓の中には、浴室などでよく使用される給湯温度を設定できるサーモスタット混合水栓と呼ばれるタイプもあります。
サーモスタット水栓での温度調整は、バルブユニットが機能を持っていますので温度不良の場合はバルブユニットのトラブルがほとんどになります。
スパウト吐水口からの水漏れの場合もバルブユニットのトラブルが考えられます。スパウト根元やシャワー接続部には別パッキンがありますので該当箇所のパッキンの劣化が考えられます。
部品 | おおよその価格(税抜き) |
シングルレバー水栓カートリッジ | 4000円 |
サーモスタット水栓バルブ | 10000円 |